東京の創発的アーバニズム

説明

世界のどこにもない東京の最大の魅力は、再開発ラッシュで危機に晒されるヒューマンスケールの商いや居住の集積にある。横丁、雑居ビル、高架下、暗渠等で営まれるパブリックライフを現地調査とデータ解析により図解。大企業主導の再開発から、ボトムアップでレジリエント=創発的な都市設計へのシフトを説く画期的都市論。

 

「持続的成長」の名のもと、

街を強くするという触れ込みで

続けられている拡大志向の開発が、

実際には東京を硬く脆くしているのではないかと、

この本に集められた柔らかい東京は問いかける。

東京の「成長なき繁栄」はここから始めるしかない。

塚本由晴|建築家/東京工業大学教授

このような本をずっと読みたいと思っていた。

 

東京についての著作は数多くあるが、

本格的な研究と洗練されたビジュアルが

同時に楽しめる本はめったにない。

本書は、世界最大のメトロポリスに関する

詳細な知識の泉であると同時に、

東京に対する果敢で率直な批評、

創発的で魅力的な都市を生み出すための

アイデアに満ちた都市論者の提言、

知的探求と視覚表現の饗宴でもある。

東京を愛する人はもちろん、

都市、建築に関心のある人にとっても

見逃せない一冊だ。

ダルコ・ラドヴィッチ|慶應義塾大学名誉教授